お蕎麦屋さんで注文し、いざお蕎麦を食べる時の作法が「芸能人格付けチェック」で紹介されておりました。

蕎麦屋からすると、ただひたすら蕎麦をたぐるお客様の姿を見ているのが、何よりもご馳走でございますが、今回は、そんなお蕎麦の食べ方にも、流儀があるというお話しをしてみたいと思います。

芸能人格付チェック

結論から申します。

お蕎麦の食べ方など、地域性、作法などいろいろとあるかと思いますが、なにも気にせず、ただただ味わい楽しく食べるの一番です。

それを踏まえた上で、こんな流儀や作法があるんだなぁ~ とわたし自身も感心したので、ご紹介してみたいと思っています。

人気特番の「芸能人格付けチェック ~一流芸能人に「和」の常識はあるのか」にて、江戸ソバリエさんの監修の元、正しいお蕎麦の食べ方を芸能人はどれぐらいできるか!?というのをおもしろおかしく紹介しておりました。

おもしろい企画を考えるモノですね。

流儀は、お蕎麦を注文し、卓に配膳されたトコロから始まります。

つゆに浸けず蕎麦だけを

蕎麦だけを食べる

まず、蕎麦が出て来たら、つゆに浸さずに、蕎麦だけをすする。

そうするコトで、空腹時の敏感な五感すべてで、蕎麦の風味を一番強烈に味わえるというコトになるわけです。

こうした風味だけを味わう郷土料理、会津に水蕎麦というモノがあるのですが、こちらもちらっとご紹介されておりました。

JAPAN WEB MAGAZINE ~水蕎麦~

ある意味、ソバの究極の食べ方がこの水そばではないだろうか。会津の山都町の「郷土蕎麦」の一種だ。文字通り、水のみで食べるソバ。

この作法は、当店のお客様の中でも、最近は多く見受けられます。

当店、西鶴間増田屋の場合、蕎麦粉を秋田県鹿角市産や、新潟県小千谷市産を使用し、自家石臼で引き、毎日麺打ちした新鮮なお蕎麦をご提供しているのもあり、その風味を存分に堪能して頂ける、この食べ方を見るのは、とても嬉しいモノでございます。

注ぐつゆはお猪口に1/4

器の1/4

これまた、おもしろい作法ですね。

解説を聞くとなるほど!と思います。

お猪口に注ぐつゆの量は、すべてを注ぐわけではなく、1/4に留め、少なくなれば足し、少なくなれば足し。を繰り返すコトで、いつでも同じ濃さのつゆを堪能できるというわけですね。

もちろん、当店、西鶴間増田屋も、毎晩翌日のつゆを大量の鰹節で仕込んでありますので、こうした心遣いを理解した上で、味わって頂くのは、大変嬉しいですね。

つゆに漬ける蕎麦は1/3まで

ツユの量は1/3

この食べ方は、ネットでもちょくちょく題材として取り上げられるというコトもあり、メジャーですよね。

よくドボ漬けしている人を批判するようなコトも見かけられますが、蕎麦とともに、我々は自家製のつゆも味わって頂きたいという思いもあるので、西鶴間増田屋では、ぜんぜんノーブレムです。

他店では店主に怒られた。なんて記事も見たコトがありますが、お蕎麦屋さんも三者三様ですから、そのお蕎麦屋さんの流儀なんかも含め、お愉しみになられるのがベストかと思います。

まず薬味は使わず

薬味ははじめは使わない

へぇ~ と感心しました。

たしかに、ラーメン屋さんで出されたラーメンにいきなりテーブルコショーをわっさわっさと振りかける方も実際に見たコトがありますが、店主さんはあんまりイイ顔はしていませんでした。

ただ、薬味に関しては、その美味しさを倍増させるコトもありますし、大いに使って頂きたいという思いがあります。

ねぎやわさびに関しては、つゆに溶かして頂くお客様もいれば、お蕎麦に直接のっけてお楽しみになられるお客様もおられます。

なんとなく、お蕎麦に直接わさびをのっけて食べられている方を見ると、お!粋っすねー!なーんて思ってしまったりもしますが、ねぎは、蕎麦湯を飲む時に使うモノと言って、最後まであえて使われないお客様もおられ、ほんと、おもしろい時代になったな~と日々勉強になります。

蕎麦をつまむのは6本

つまむのは6本まで

こんな指標があるとは・・・w

うどん3本、そば6本

確かに、あんまりたくさんつまんで噛る食べ方は、少し無作法ではあるかも知れません。

自分でも気を付けなければ・・・なんて思ったりもしました。

女性は特にこの作法は、活かせるかも知れませんね。

デートの時に、どうしても対面で座りますから、意中の男性の前なら、これぐらいで留めておくと、美しく見えるかも!?

噛むのは4回まで

蕎麦を噛むのは4回

はいはいはい。

これもよく話題になりますよね。

喉越しを愉しむという食べ方も、たしかにお蕎麦ならではのモノで、うどんだとどうしても太さゆえに、よく噛み締めてコシを愉しむという食べ方が正しいですし、ラーメンだとそもそも熱いですし、パスタもうどん同様、コシを愉しむ食べ物ですからね。

夏目漱石著の有名文学「吾輩は猫である」に、こんなコトが記されていたとは、再度、読み直してみたくもなりました。

薬味は一種類ずつ

薬味を使う順番

 

先ほどは、薬味は使わずにつゆだけで食べる。

というのを踏まえ、いよいよ薬味投入のタイミングですが、まずは、一種類ずつ使う。

この薬味の使い方も作法があるもよう。

味の薄めのモノから使うのが正しいとのコトです。

薬味を投入する順序

  1. 大根おろし
  2. ねぎ
  3. わさび

なるほど~ 理にかなっているというか・・・たしかにすべてを投入されると、味わいを楽しめなくなるというのに繋がるかも知れません。

最初の方に紹介した、つゆを足して行く作法に習えば、一種類入れる、つゆを足す、次の薬味を入れる。という流れだと、いろいろと味の変化が楽しめるかも知れませんね。

おいしく蕎麦を食べるポイント

そば食べ流儀

今回の作法は、お蕎麦の食べ方なので、ここまでのチェックリストですね。

お蕎麦の愉しみ方となると、この後、蕎麦湯などもあるとは思いますが、こうして紐解くと、ほんとにおもしろいですね。

そして、この食べ方、和の流儀を実践できるかどうか!?を芸能人の方々が実食しておりましたが、大橋大二郎さん、ユースケ・サンタマリアさん共に、NGだったようです。

大橋大二郎

ユースケ・サンタマリア

和の作法となると、お箸の割り方や、配膳なども、いろいろとお店側でも気を付けなければならない点もあるので、一度、しっかりと勉強した上で、取り入れなければならない作法もあるのだと思っております。

ですが、やはり、少なくとも、当店、西鶴間増田屋では、気心知れた仲間や、一人でしんみりとでも、楽しくお蕎麦を味わって頂くのが一番だと思っています。

ただ、こんな作法で食べるのを実践してみたい!

というコトで、より味わい深いお蕎麦になれば、それはそれで、ひとつの愉しみ方だと思いますので、もし、気になる方がいれば、試してみて下さいね。

 


そばの流儀 「和」の常識はあるのか⁉