車いすでそば打ち体験

台風が来てますね~
お店での営業も、天候が読めなくて、まったく予想が付かない手探り状態です。
なんとか荒れ模様も持ちそうな本日の店卓でのそば打ち体験ご予約のお客様は、車イスのお客様たちです。
いろいろと勉強させて頂くコトも多そうです。
アクティブな車いすなそば打ち体験
これまで、数多くのそば打ち体験を経験するも、なかなか車イスのお客様で、しかも年配の方ではなく、こんなアクティブな方のそば打ちは経験したコトがなく、いろいろと勉強させて頂くコトも多いコトでしょう。
これまで普通に打ち方レクチャーを講釈しておりましたが、何もかも、車イスで基本座っている高さの方からすると、木鉢の中の蕎麦の様子が見えないというコトに気付かされました。
粉と水を混ぜ、手にして頂くだけでも、しっかり手元に運ぶ。というコトを心がけるようにしたいと思います。
そして、一番のポイントでした、テーブルの高さと座面の高さの調整です。
テーブルの高さを変えるわけには行かなかったので、今回は、台座を即席で作り、そこへ乗って頂くような形で対応して頂きました。
麺台の高さ合わせ
ただし、これもいろいろ。
車イスのタイプによっても、テーブルと膝が当たってしまう場合もありますし、台座の広さももう少々欲しい気もします。
まだまだ、この辺りは改良が必要です。
今回、3人の車イスのお客様が打たれましたが、すんなり膝が入ったのも1人だけでした。
ただし、この台座をご使用して頂いた限りでは、かなりベストな打ちが出来たのではないか?と思っております。
こればっかりは現場で実際にテーブル形状なども確認した上で作る必要性がありますし、理想はテーブル高さが可変タイプが一番ですね。
車いすのスポーツ選手
でも、そこは普段から車いすバスケや、ハンドサイクル、チェアスキーなどをやっているコトもあり、さすがの腕力です。
多少高さ合わせが甘かったとしても、持ち前の力強さで、難なく、練りや延しをこなして行きます。
キッズも楽しいそうです。
そして、そば切り。
そば打ちの醍醐味とも言える工程ですが、もちろん、カメラ目線でパチっと行きます。
楽しそう。
おのおのの蕎麦を、厨房にて茹でます。
楽常の店卓そば打ちのメリットとも言える、即茹で、板盛り蕎麦です。
これは、西鶴間増田屋での名物とも言えるモノでもあり、こうしたそば打ち体験会には欠かせない、コミュニケーションアイテムです。
大きい無垢板に盛ったお蕎麦を、みんなでワイワイガヤガヤつついてたぐる、持ち汁に漬けて食す料理に最適です。
ご自分で打ったお蕎麦は、どこの蕎麦屋よりも美味しい。とは言ったモノで、皆さん、まずは満足の出来にお喜びになっておられました。
車いすそば打ち体験を終えて
今回、車いすでそば打ち体験をして頂きましたが、座面の高さ合わせや、テーブルの足の形状、手洗い、店内のテーブル位置など、ほんとっ参考になるコトばかりで、まだまだそば打ちを老若男女に経験して頂く上で、切磋琢磨しなければならない改善点などがいっぱい見つかりました。
こうした体験会のひとつひとつが、我々の今後の糧となります。
いろいろとご意見ご参考などフィードバックし、より広く深く蕎麦を知って頂く活動として、そば打ち体験に取り組みたいと思っております。
もちろん、障害者施設や、車いすスポーツ団体などなど、積極的に楽常は活動して行きたいと思っております。
今後共、お引き立てのほど、よろしくお願い致します。
今回のそば打ちプラン
[wp-svg-icons icon=”checkmark-circle” wrap=”i”] 店卓そば打ち
[wp-svg-icons icon=”users” wrap=”i”] お食事 × 4人前
[wp-svg-icons icon=”location” wrap=”i”] 西鶴間増田屋
[wp-svg-icons icon=”history” wrap=”i”] 2時間