定例の店卓でのそば打ち教室、男性の部は、11月から2ヶ月ぶりの新春レッスンとなりました。
今回の生徒さんは、地元の常連さんのみで開催させて頂きました。
そして、楽常のそば打ちとしては初の変わり蕎麦の『柚子切り』となります。
打ってるそばから柚子のいい香り
一般的に変わり蕎麦と言うのですが、なんぞいな?という方もおられることでしょう。
例えば、春には『桜そば』などが有名ですね。
桜の葉を細かく粉砕し、花びらで着色し、ほんのり桜色に仕上げるのは有名な変わり蕎麦です。
また、よもぎや、茶そばなども、変わり蕎麦にあたりますが、そもそも『変わり蕎麦』ってネーミングはイマイチ。
趣き蕎麦 なんてどうでしょうかね?w
そんな季節折々の趣き蕎麦ですが、今回の楽常そば打ちは、柚子切り。
蕎麦との相性も抜群ですし、生徒さんも普段より、なんだか楽しげです。
いつも十割を売っている常連組ですが、今回は趣き蕎麦ということで、6:4で様子を見ることにしました。
せっかくの風味豊かな季節蕎麦ですし、失敗は避けたいということもありますので。
4人前仕上がり600gに対して一個、柚子を使用しますが、大きめのモノを用意した方がイイでしょう。
もちろん、使用するのは皮の部分。
ここで、柚子の栄養分などを紹介してみましょう。
柚子の栄養素・効能
柚子の皮に多く含まれているのは、ビタミンC・カリウム・アスパラギン酸・グルタミン酸・プロリンなど、普段の食事では摂れないような成分が多いですね。
効能としては、
- 美肌効果
- 疲労回復効果
- 冷え性の予防
- むくみの予防
- 免疫力を高める
- 動脈硬化、高血圧の予防
- 減塩効果
- リラックス効果
など、これまた、たまらないキーワードが多く含まれますね~ 美肌!
もちろん、その柑橘系の匂いに含まれるリラックス効果作用などは、広く知られていますが、免疫力UPや、むくみ、冷え症など、女性にも嬉しい効能が含まれる、とても優れた食材でもありますね。
こうして皮の部分、白くなる寸前までをキレイに削り取ります。
あまり、白い部分まで削ってしまうとえぐみが出て来てしまうので、ご注意下さい。
まるっと削ったら、打ち水に含ませます。
若干、粒などが残っているのも、また、あとで風味が活きてくるので、さらっと溶かす程度で結構です。
これを規定どおりで水回しすればOKです。
いやぁ~~~~ イイ香りです!
いつもは一生懸命混ぜる水回し工程ですが、柚子の香りがなんとなく疲労を和らげてくれている感じがするほどです。
ほんのり優しく黄色みががっているのも、なかなかイイ色合いです。
二人の生徒さんが同時打っていると、店内が柚子のいい香りでたまらなく朗らかな気分にさせてくれます。
繋がりは、いつもの水だけの時とぜんぜん変わりありません。
むしろ、普段よりもちっとする感じさえあるほどです。
実は、今回生徒さんの打ったお蕎麦を数本貰いまして、茹でて試食を試みました。
かなり香りがした生そばでしたが、茹でると、それほど香りはしないな~ という感じになります。
まずは、〆たての柚子切り蕎麦を、塩のみで頂くと・・・ほうほうほう、後押しで香りた付いて来る印象です。
ほんとに、ほんのり花に抜ける程度で、ちょうどいい!
もり汁で頂くと、風味が消えてしまうと思いきや、実は、もり汁で頂いたほうが、だしとの相性もあるのか、柚子がしっかり香ります。
これは美味しい!
もちろん、生徒さんの打ち方もバッチリで、蕎麦の香りもするのですが、喉越しを楽しんだあとの鼻に抜ける柑橘の香りが、たまらなく美味しいですね。
これは、女性の方にオススメです。
なんとなく、若返った青春のあの日の思い出を食べているようです。w
リクエストを頂ければ、いつでもご予約可能な、楽常の店卓そば打ちレッスン。
ぜひ、一緒に青春を愉しみましょう!
今回のそば打ちプラン
[wp-svg-icons icon=”checkmark-circle” wrap=”i”] 柚子切り店卓そば打ち
[wp-svg-icons icon=”users” wrap=”i”] お食事 × 4人前
[wp-svg-icons icon=”location” wrap=”i”] 西鶴間増田屋
[wp-svg-icons icon=”history” wrap=”i”] 1時間 + 食事宴会2時間