オフィスの引っ越し蕎麦をSOBAケータリングで

引っ越し蕎麦という風習をご存知でしょうか!?
古くは江戸時代後期から、長屋に引っ越ししてきた際に「そばに越してきました!」というシャレっ気のあるご挨拶として、ご近所さんに蕎麦を配ったり、一緒に食したのが始まりとされています。
蕎麦切りが流行った江戸時代後期の、細く長~~~くお付き合いという意味合いも相まって、昭和の家庭でもよく食べられていた蕎麦ですが、めっきり洋食に押され、その良き風習も消えかけておりました。
しかし、IT最先端でもある、アジア最大級のインフルエンサープロデュース企業の3ミニッツ社さま広報事業部のオフィス移転に伴い、この引っ越し蕎麦をランチケータリングでご依頼が入りました。
おもしろいことです。
もう100年以上も前からの習わしが、今も最先端な事業を行う企業さまに浸透しているわけですから、日本も新たなフェーズに入ったことを実感しています。

オフィスは住友不動産セントラルパークタワービル内。
この辺りは再開発地域でもあり、広々とした道路があり、平日とは言えそれほどの交通量でもなく、走りやすい、いえ、はたらきやすい環境であることが伺えます。
少し、アメリカフィラデルフィアを思わせるような街づくりですね。
もちろん、窓から見せるは、ビル群であり、まさにオフィスの街であります。

楽常の特徴でもありますが、こうしたバリバリのオフィスに出向き、出汁の香りで奥底に眠っていた日本人の食文化を呼び起こす蕎麦魂・・・
いえいえ、そんな難しく言うことでもありませんでした。
かつお出汁たっぷりの絶品汁の香りは、単に「あー!蕎麦食いてー!」となることうけあいです。
この日は少しひんやりとする秋晴れではありましたが、ビル風もあり冷えた身体に温かいかけそばをご提供させて頂きました。

オフィスに突如現れる、こてこての和風テイスト。
風情通り越して、ちょっとシュールに近いインパクトを与えたと思いますが、これぐらいこてこての和風テイストの方が、何かとウケるんです。
そして、かけそばのご提供ということもありましたが、急な案件ということもありましたし、管理部との連携が引っ越し間近ということもありできませんでしたので、今回は茹で持ちというスタイル。
楽常キッチンにより茹でたお蕎麦をお椀に入れてテイクイン。

ランチケータリングの場合、大人数にテンポよく提供する必要性もあり、こうした茹で持ちスタイルも取るプランもあります。
もちろん、蕎麦ならではのコシや、のどごしは落ちます。
しかし、提供側のこだわりばかりを押し通すことはカンタンなこと。
いかに提供側とお客様側が両者ハッピーになれる方法を悩み、模索し、考える。
茹で持ちであっても、より美味しくご提供できる創意工夫を怠るのは、サービスを商売としているモノとして失格だと思っています。
当たり前というモノを一旦忘れ、新しい発想を前から横から斜めから見て考え、より良い方法をご提供して行くのが、楽常のビジネススタイルであります。

こうして100人ほどのスタッフさまにご提供し、「おいしー!」「あたたまる~」と言って頂き、感無量であります。
蕎麦を立ち食いとも、お店とも違うスタイルで提供を考える楽常のSOBAケータリング。
天ぷらや、鴨といったサイドメニューなども蕎麦の世界を広げる格好のアイテムとして取り揃えております。
ご興味あるイベント担当者さま、お気軽にご相談頂ければと思います。
そして、最後に今回、こんな素晴らしいランチをさせて頂きました、3ミニッツ社さま、感謝申し上げます。
それと最後に、楽常では、使い捨て容器の使用を極力しないよう努めております。
紙でも発泡でもない、しっかりした器で頂く蕎麦は、きっと格別だと思います。
こうしたエコ活動も、今後のケータリング業界にも必要なことと重きを置いております。