外資系企業さまの大新年会を「蕎麦」で開催

2020年、オリパライヤーのスタートですが、企業さまのご依頼からの仕事始めは、バイオテクノロジー研究企業の「グローバルライフサイエンス・テクノロジーズジャパン社」さまの大新年会として開催させて頂きました。
SOBAケータリングを120名ということで、打ち合わせの段階から幹事さまともご相談を重ね、少々ガッツリ系で重みのあるお料理をご用意させて頂きました。
主に肉系。
お料理はあとでご紹介するとして、こうした外資系企業さまは、往々にして外国国籍のスタッフも多くご参加頂くのですが、和食の王道の「寿司」は日本人には意外だと思いますが、不人気なんです。
寿司人気は全世界に波及しているとは言え、まだまだ外国の方は生物を口にしたいとは根本では思っていないということもあり、蕎麦であっても、冷たいもりそばではなく、温かいかけそばが好評です。

そして、楽常のブースは和の雰囲気たっぷりで装飾。
これも恒例となっておりますが、いろいろと改良は重ねており、組みやすく撤収しやすくなっており、ある程度どんな会場にもマッチするようにはなって来ております。
この辺りの装飾はご相談でいかようにもできますので、あっと驚くイベントを幹事さまとディスカッションしながら仕上げたいと思っています。

さて、提供料理のご紹介をしていきましょう。
まずは骨付きの鶏肉からたっぷり出汁をとった酢をアクセントにしたすっぱ煮です。
たまごには味がたっぷり染み込ませております。


これは蕎麦屋の定番でもあります、鴨ロースト。
切って並べるだけではつまらないというか、イマイチ目で美味しくないので、楽常の場合は、これをくるっとピンチョス風にして提供しています。
食べやすく乾燥もしにくくしてあります。
そして天ぷら。
これだけの尾数だと爽快ですね。
これを温かい蕎麦にダンクして頂くと、天ぷら蕎麦や、鴨蕎麦として愉しめるアイテムともなっております。


こちらも楽常の定番メニューともなりました、オリジナルチップで仕上げる燻製タパス。
なんら特別な食材を使っているわけではありませんが、しっかりと煙で燻すことで、市販のスモーク商材とは違い、本格的な香りを愉しむことができます。
今回は少々苦味を利かすチップを使いました。
そして、フィンガーフードも回を重ねるごとにグレードアップしてあります。
他社フィンガーフードケータリング業者さんと絶対的に違うのは、和風出汁をベースにしているということ。
飽きないんです。
フルーツソースやトマト、ヨーグルトや洋風食材をベースとして作ると、意外とカンタンに味を追い込むことができるのですが、あえてハードルの高い和風出汁を使っているので、難しいながらも深い繊細な味わいを演出できるのが最大の特徴となっています。


そして冬のケータリングには欠かせない、ホットな提供の代表格。
おでんです。
おでんは日本人の赤ちょうちん魂が彷彿するベストなアイテムであり、みんな大好き。
まるで豆腐のような練り物を使用しているので、飽きない練り物は他では食べることができない逸品となっております。

さて、イベントが始まると、やはりかなりの参加者数ですね。
若干準備も遅れてしまったのですが、運良く?事前の会議が押してしまい30分遅れとなったのですが、すべての提供料理をならべるには、ベストなタイミングでした。
セーフ!
今回は飲み放題プランではあるのですが、乾杯ビールを缶でご用意させて頂き、二杯目からはサーバーにてご自身で注いで頂く方法としました。


各テーブルに置いたお料理がみるみる無くなる様子は、まさに爽快!
少しお酒も回って来る頃合いになると、今度は蕎麦の行列です。
提供は一杯ずつ、丁寧に湯通ししてアツアツのままご提供。
お好きな薬味と天ぷらなどを入れて頂き、マイSOBAを楽しんで頂けるよう、シンプルなかけそばをチョイスしました。

ねぎや七味を入れてシンプルにかけそばも、もちろん旨いですよね。
そして意外に人気なのが、ゆず風味の薬味。

柑橘アクセントは、本当に和風出汁に合います。
こうした薬味の楽しみも蕎麦の魅力でもありますし、楽常は大切にしております。
そして、最近はどこの企業さまもひじょうに気にしているエコ活動なのですが、楽常としても企業さまとタイアップして歩む必要性を大いに感じており、まずは我々にできる要素として、使い捨てカップを紙に変更中です。

これはTPOで発泡タイプやビニール袋との共存として使い分ける必要性があるのですが、コストも面も含め、まずはできるところから積極的にやって行こうとというのが、楽常の2020年以降の活動目標でもあります。
紙、木をメインと考え、衛生面のこともあるので、使用素材は、料理との兼ね合いも考慮に入れて決定しておりますので、当面はお任せでお願いしたいところではあります。

今回も、サポートメンバーは普段蕎麦屋でならすツワモノ揃いです。
蕎麦に携わるからこそ、ちょっとした手技でおもてなしができるんですね。
そして、イベント終盤に差し掛かった頃合いで、これは楽常のイチオシでもあります、生チョコアイス。
いろいろとスイーツも吟味している段階ではあるのですが、あまり手の込んだガレットスイーツなんかも試したことはあるのですが、正直、シンプルな味でスッキリと終えたいというのが、クライアントさまにもあるようです。

こうしたイベントの場合は、シンプルなストレートなスイーツがベストなんです。
見た目で味が想像できるモノ。
なんだこりゃ?と思わせて食べさせるのは、落ち着いて食べれるお店向けの料理であり、こうしたイベント現場では、シンプルイズベストなモノを提供することを心掛けております。
大新年会、滞りなく終了し、皆様に美味しかった!とお礼を頂けました。
最後になりましたが、このような楽しい夜を演出させる場を提供して頂きました、グローバルライフサイエンス・テクノロジーズジャパン社さま、ならびにいろいろと段取り頂きました幹事さま、に感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございました。