マンションでSOBAUCHIファミリーイベント

東京都内ではメガマンション、モンスターマンション、タワーマンションなど、多くの方が棟を同じくして住まれるエリアがあります。
そして、今回ご依頼の大田区もそうしたモンスターマンションが連ねる地域性を持っており、そのマンションの住民によるコミュニケーションイベントが季節折々で存在します。
そうした企画を打ち立て詰める会があり、そば打ちをやってみようか!ということで今回、楽常をご活用頂きました。
結果、素晴らしいそば打ち会になったのですが、そうした各家族が集まる中でもスムーズに、かつ調和という言葉がピタリと来る、まとまりのある楽しい会になったのは、音頭を取る実行委員会が機能している証なんだなー と思っております。
今回、キッズが12人という参加であり、押してしかるべきだったところ、時間どおりの進行ができました。
これはミラクルであり、実行委員会の百戦錬磨の賜物なのです。
今一度、この場を借りて感謝申し上げます。
楽常でも37人10チーム体制ですから、わさわさするそば打ちになると予想し、今回は玉スタートと致しました。
玉スタートとは、講師側で水回しを終えそれぞれのチームに振り分けるそば玉を作ってしまう方式です。
楽常の水回しにはこだわりがありまして、使用する水は、信州安曇野の天然水をチョイスしています。
硬度がドンピシャであり、粘りのある初心者に打ちやすいそば生地になるのです。
キレイなお水には不純物が入っておらず、余計な匂いの吸着も極力減らすこともでき、蕎麦本来の風味が楽しめる特徴も引き出す魔法の水でもあります。
ただし、この仕込み水、東京の水道水も同じぐらい蕎麦に適していることを記載しておきます。
水についてはまた今度、落ち着いて書いてみたいと思っています。
こうしてテーブルの真ん中を開けて講師が入れるようにしておきます。
10セットの場合、3~4人の講師が入ることにより、放ったらかしではない手厚いサポートが可能となります。
ちょいちょいお客様から聞くのが、地方の観光地でやっているそば打ち体験の経験談の中で、「ほっぽり離しでなにがなんだかわからんうちに終わっちまった・・・」という話し。
残念なそば打ち体験です。
楽常のSOBAUCHIは、まずご自身で楽しむ。楽しむためにお客様がキャパシティぎりぎりまでできるところを見極めることが大切と考えております。
ん!これ以上は手直しが必要!ここはしっかりやって頂こう!ここはこちらで仕上げてしまおう!
と、判断基準がかなりまちまちでケース・バイ・ケースで合わせる必要性があります。
また、講師の数が増えれば増えるほど、この足並みを揃えることが難しくなりますが、今回はスムーズな進行とも相まって、素晴らしいサポートでした。

切りは、キッズも多数おられますので、細心の注意を払いつつ淡々と平常心で進めなければならないパートです。
楽常のこま板(切りガイド)は、オリジナルの透明樹脂のタイプで、あとどれぐらいで切り終わる?というのが一目でわかる工夫をしております。
残りが見える ってなかなか重要で、モチベーションを持続させるのに必要なことだったりします。
それと、包丁立て。
これはキッズが加わる場合は絶対に必需品で、包丁をしっかりと収める場所があればキッズもそれに習って、刃物を上手に扱ってくれるものなんです。
皆さんしっかりとしたキレイなお蕎麦が出来たところで、スタッフの方は調理に入ります。
茹で〆は、今回備え付けのガスキッチンがありましたので、とってもやりやすかったですね。
シンクがあると無いでは雲泥の差であり、茹でてから、すぐに氷水で〆ます。
この〆までのスムーズな動きが蕎麦のコシを生む大切なパートとなります。
とは言え、さすがの10チーム茹でですから、少々お待たせしちゃったのは、こちらの反省ポイントです。
ガスキッチンがあるとは言え、もう一、二つ、カセットコンロで茹でるべきだったと思っています。
そば打ちの楽しい余韻があるうちに、スピード提供を心がける、また、ひとつ勉強させて頂きました。
今回は天ぷらと鴨汁をそれぞれ希望されるお客様の数だけ提供させて頂きました。
これは予算との兼ね合いで、こうした希望方式を取られるのはイイ方法ですね。
それぞれのファミリーが打った、自分SOBAのお味はいかがでしょう!?
また、今回いつになく蕎麦湯が出ました。
この蕎麦湯というものは、蕎麦の水溶性という性質上、茹でている時に茹で汁にルチンという美容にも健康にもイイ成分が溶け出してしまうというところを余すところなく摂り入れることができるスーパードリンクでもあります。

まさに、今回、そば打ちで身体を動かし、お子様には自分で作り上げたモノをお口に運ぶという食育となり、美容と健康のルチンを飲む、美容と健康と食育の良質なイベントとなりました。
春の兆しが見え隠れる少し暖かな日曜日に、とてもイイそば打ち会になったと思っております。
お集まりのお客様に感謝申し上げます。
