
日本全国ご当地そば100選
伝承される郷土そばや近年の名物そばなどを厳選した100選を、SOBAUCHI楽常が選んだ絶品そばの数々をご紹介します。
岩手県の三陸海岸は海の幸の宝庫と知られている。鮭まつりなどが開かれるほどであり、いくらの名産地でもある。新鮮ないくらがあればそばの上にものせて食べるという発想は容易だ。
そうした近年になってからの創作そばをはらこそばと呼ぶ。
そもそもいくらが家庭で食されるようになったのは、大正に入ってからなので、うなずける。
また、同県の郷土料理としてはらこ飯という、鮭の煮汁で炊き込んだご飯にいくらをのせてかきこむ丼ぶり飯があるが、江戸時代から献上される高価な料理であったため、一般の家庭飯になったのは、かなり近年になってからである。
さらに、本来のはらこそばは、少し煮立てて半熟状態にしてからかけそばに投入するのが正しいとの情報があるが、著者が食した限りでは、温かいかけそばの上に生いくらをのせ、少し沈めることで、なにもせず半熟となったので、特に正誤は存在しないと考えている。
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