春です!
花粉の季節です・・・じゃなくて、冬眠引きこもりから外に出かけ楽しむ季節になりましたね。
そんなアクティブな春の出張そば打ち体験会は、ここ神宮前にある原宿ケアコミュニティにて開催させて頂きました。
神宮前という地は、もちろん青山界隈のおしゃれな町並み&ショップが並ぶというところでもございますが、楽常のそば打ちショップでも増田屋のスタートの地でもあります。
地元の商店会の方々、そして長きに渡り支えて頂いておりましたお客様などには、いつも恩返しというわけではございませんが、何か出来ないか!?と考えておりました。
そこで今回、そんな地域の方なども一緒に、春の日本酒とそば打ちレッスンをセットとした体験型アクティビティを開催致しました。
かつてない楽しい会となりましたよ~
そば打ちアクティビティ!
今回のそば打ち会は、気心知れたお仲間でチームを組んで頂いてのチーム打ちです。
ふだんのレッスンとは違い、レクチャースタイルというよりは、和気あいあいな雰囲気でより楽しんで打って頂けたらというスタンスです。
こうしたスタイルは、楽常の最大の持ち味であり、キッズの参加などもあり、心温まる会となりました。
水回し?
キッズにはどろんこ遊びと一緒です。
ぐるぐる!パラパラ!
そうそう、混ざればなんでもOK!思いっきり体を動かして楽しんで混ぜ混ぜする、この子供のころのどろんこ遊びが基本ですね。
こちらのチームは、ほんのり色も変わってきてイイ感じになってきました。
こうしたチームプレイの場合は、交代交代で粉の感触を味わって頂くので、少々単調な作業でかつ、腕がツライ水回しは、女性にとってはベストかも知れません。
こうして、皆で木鉢に手を突っ込んで混ぜ混ぜもひじょうに楽しいものです。
チーム合戦は、同じそば粉を仲間で触ることにより、より連帯感が生まれ、仕上がりの出来栄えなどもシェアできるという、後の愉しみもあるんです。
ここが普段のレッスンとは、最大に違う点です。
午後からお天気も回復し、春の日差しを受けながらのそば打ち会も、悪くないもんです。
延しの工程になると、やはり男性の腕の見せどころですね。
こうした作業のひとつひとつに個性が出て、年間に何百人も見ている我々にとっても千差万別でおもしろいなー といつも思います。
楽常のそば打ちレッスンでは、普段着をそば粉などで汚さないように、ひとりひとりにエプロンをお貸し出ししております。
もちろん無料。
ですから、都心で電車移動で荷物を増やしたくない場合や、特に男性などはそもそもエプロンを持っていないと思いますし、ぜんぜん手ぶらでご参加して頂いて結構です。
あれやこれや荷物の多い料理教室が目に付きますが、楽常は、『手ぶらで打ちー』w がモットーでございます。
さてさて、工程はいよいよ四つ出しですね。
チームにより遅い早いがありますが、あらかたスタッフがサポートしたりしなかったり。。。そこは空気を読みながら、だいたいの進行を合わせて行きます。
麺切り包丁の使い方レクチャー
切りの工程は、まずはデモンストレーションというより?素振り?でレクチャーを行います。
刃物ですし、ここはしっかりとコツを教えて行きたいと思っています。
倒し角と切り幅の関係や調整方法をレクチャー。
楽常の場合は、すんげー刃渡り?w のモックアップを使ってよりわかりやすい解説を行っておりますので、初心者であっても安心して参加して頂いて大丈夫です。
それを踏まえ各自テーブルにて切りを進めます。
手付きや切り幅などを、あーだこーだと言い合いながらの、そば打ちの最大の醍醐味の切りの工程、10本ずつぐらいで交代していくと変化が楽しめておもしろいかも知れませんね。
そんなショットを集めてみましたので。
どんどん切りも進み、そろそろ素晴らしい生そばが出来上がった来ましたね。
生舟に並べる時に、少々ねじねじして置いてあげるとうまく見えますんで。(←こーゆーコツも教えちゃいますw)
そば切り、各チーム完了です!
ここからは調理合戦です。
楽常のレッスンはそば打ちだけじゃない!
本日は先ほど打ったお蕎麦も自分たちで茹でてシメて頂くと同時に、天ぷらも自分たちで揚げて頂こうと、わりあい揚げるのにカンタンな食材をご用意。
かぼちゃと茄子、そして王道の海老。
これら食材を天ぷらにして行きます。
まずは、薬味のネギの切り方や、天ぷら粉の配合などを壇上でレクチャーします。
この調理室は手元ミラーが付いていますので、遠くからでも手元が確認できて便利です。
食材を投入する油の温度や、投入の仕方や、揚げのタイミングなどを解説します。
高温の油なので、キケンの無いよう細心の注意を払ってスタートして下さい!
各キッチンにはコンロと流しがセットされているので、やはりチーム同士で調理して頂くことができます。
土曜日の夕方、男性も女性も一緒になっての調理は、ひじょうに楽しいひとときですね。
サーバーのビールを呑みながらのフリー調理ですから、笑顔がたえませんね。
もうこの頃になると部屋中が天ぷらのいい香りが充満して、あ~ 早く食べたい!って感じです。
そして、先ほど打ったお蕎麦を湯がきます。
自分で打ったお蕎麦を茹でてシメる
茹で時間は講師が言って回りますので、あとはスマホのタイマーとにらめっこです。
しっかりと対流すると、こうした鍋具合になります。
乾麺と違い、箸でぐるぐるやったりせず、お湯の対流だけでしっかりとまんべんなく茹でるのがコツです。
茹で時間はおおむね1分30秒ぐらい。
太めで2分ですかね。
茹で上がった蕎麦は、即座に粗熱を取り、すぐに洗いを行いぬめりを取ります。
こうすることでするするとのどごしの良いお蕎麦になると同時にくっつきにくい仕上がりになります。
完成です!
自分で打ったお蕎麦を自分で茹でてシメて、盛り付ける。
ここまでやると、まさに出張する蕎麦屋アクティビティではないでしょうか。
天ぷらも各テーブルに上がり、揚げ玉なんかも作っておいて、あとでつゆ汁に入れたりすると、また格別ですね。
そば打ち乾杯!
さ、さ、お席について、蕎麦で乾杯!
鴨焼きもつまみで出すのですが、今回はシンプルにネギと塩焼きで。
匂いがたまりません。
もうお好きに自由に自分で焼いて食べちゃって下さい。的なスタンスですから、グラス片手にちょいちょいガス台に来ては焼いて持って行くというスタイルです。
そして、講師オススメの春の限定日本酒のご提供です。
春の限定日本酒を嗜む
春はラベルが明るいかわいいものが特徴的で、女性に人気の口当たりのものも多く、独特なフルーティーなものも多く出回って来ます。
こうした蕎麦と日本酒の相性を考え、これをセットにしたそば打ち会を、今後も企画を上げてどんどん行って行きたいと思っています。
そば打ちデモンストレーションからの手打ちそばを〆とした、日本酒を絡めたケータリングもまた、楽常の持ち味のひとつです。
そして、蕎麦屋には欠かせないアイテムがもうひとつ。
そう。鰹節ですね。
生ハムのような半生鰹節を削りパフォーマンス
蕎麦屋=鰹節 とも言えるのではないでしょうか。
しかし、ここは生ハムのような口当たりの半生タイプの鰹節を持ち込み、お客様の前で削って行くパフォーマンスもひじょうに盛り上がります。
これがクセになる旨さ。
海の香りたっぷりの旨味の引き締まった鰹節をつまみ、また、ビールや日本酒が進むこと請け合いです。
皆さんもこのループにハマってしまったようで、ぐびっとパクっと半生鰹節をつまみに楽しんでおりました。
いや~ 楽しい会になりました。
普段のレッスンとはまた違うスタイルで、そば打ちと天ぷら、蕎麦屋ならではのつまみと、そして季節折々のお酒。
ちょっと贅沢な春の土曜日。
いかがでしたでしょうか。
今後も、より皆様に楽しんで頂けるような企画を上げ、出張する蕎麦屋の魅力を感じて頂ければと思っております。
ご参加頂いた皆様、そしてサポートをして頂いた青山の町会の皆様、スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
いつの日か、また開催しましょう!