観測史上初の6月の梅雨明けとは驚きであり、蕎麦屋にとっては書き入れ時の夏がやって参りました。
そんな真夏を思わせる、梅雨明け初の日曜日は、南浦和の介護付き有料老人ホーム「ル・レーヴ南浦和」さまに出張案件であります。
大所帯のこの施設では、利用者さまとそのご家族向けに、お蕎麦ケータリングを100食ほど、今回ご用意させて頂きました。
もちろん、その日の打ち立てを召し上がって頂くため、出発時間ギリギリまで蕎麦を打ってからの出張案件と相成りました。
バタバタと移動はしてきたのですが、到着してみれば、その施設の雄大さ、建物のそのキレイな様は、すばらしいの一言でございます。
1F、2F、3Fと、それぞれの利用者さまがいらっしゃいますので、そば打ちデモも、今回3セットをさせて頂きます。
まずは、3Fから。
まずは、3フロアー分、2.1kgの玉を作ってしまいます。
そこで水回しからスタートするのですが、さすがにこの水回しをライブで見せるのは退屈にさせてしまう可能性がありますので、まだお集まり前にちゃっちゃと玉にしてしまおうという作戦です。
今回は、遠くで見られる利用者さまもいらっしゃるので、テレビモニターに手元を映してのライブデモンストレーション方式でやることにしました。
本日は、施設の方もさることながら、業界向け雑誌の編集部の方なども駆けつけて頂きました。
なかなか老人ホームなどの施設では、参加型で行うというのは難しいので、デモンストレーションとして、お蕎麦を打つところをご覧頂きながら、ベストなタイミングで蕎麦食のご提供という流れに致しました。
もちろん、現場の厨房スタッフの皆様に多大なご協力を頂くことで成立した企画であり、こんな素晴らしいスペースでそば打ちを提供できたことは、本当に感謝しかありません。
さらに今回は、そば打ちデモと共に、天ぷら揚げも実演致します。
旬の食材を、その場でカラっと揚げ、天ぷら蕎麦として食して頂く、まさに出張する蕎麦屋ならではの光景かと思います。
皆さん、スタッフの方もきっと我慢するのが大変だっとと思いますが、このフロアーに漂う、天ぷらのうまそうな香りが五感を刺激したことでしょう。
海老、ししとう、舞茸と、天ぷらの王道でもある三種を揚げさせて頂きました。
こうして天ぷらも終わるころになると、すべての配膳が整い、お食事タイムとなります。
温かいかけそば、冷たい盛りそば、冷たいぶっかけ蕎麦 など、好みにあった注文が可能で、本日取り立てのお出汁のたっぷり入った自慢の汁で召し上がって頂きます。
さ、さ、我々スタッフは2Fへ移動です。
先程用意した玉を延し、切り、そば打ちを披露し、天ぷらのいい香りをまたフロアー内に漂わせます。
こちらでも、やはりライブデモンストレーションとなります。
ジュワー!っと天ぷらを揚げる場合、やはり、カセットコンロがベストかも知れません。
もし、天ぷらのご提供をお考えの経営者さま、担当者さま、カセットコンロの使用ができるか否かの確認を、まず事前にお願いできるとありがたいです。
どうしてもIHでは、オーバーヒートエラーが多発することがあり、安定して揚げることができないのです。
ぜひともコンロ利用ができる可能性をお探しになって頂けると、打ち合わせがスムーズに進むかと思います。
すべてのフロアーでデモンストレーションを完了し、最後にご挨拶をし終了となりました。
また、楽常では、今流行りのダイエットフードでもある、そばの実の販売や、お家でお手軽に蕎麦が打てるつなぎミックス蕎麦粉なども、現地販売しております。
もちろん、国産蕎麦100%であり、楽常の石臼で丹念に挽いたモノですので、安心してご家庭で料理ができる食材であります。
こうしたイベントを通じて、日頃の蕎麦食を一食でも多く広めることができたらと、楽常は蕎麦の普及にも力を注いでおります。
老若男女、食育を通しての日本文化を見直すきっかけにもなれれば、まさにそば打ちの真骨頂かと思っております。
もし、当施設でもというご興味がある方がおられれば、楽常の企画スタッフなどにお気軽にご相談頂ければと思っております。