寒くなって来ましたね~
大寒も過ぎて、冬本番という感じではありますが、ケータリングとしては冬は仕事がしやすい時期でもあり、フードを出張搬送する際にも、食材が傷みにくく最適な季節であります。
そして、本日は北風も強く、外は寒さ倍増という感じの日ではありましたが、楽しい夜を三井化学労働組合員の方とコラボレートさせて頂けることが実現しました。

新年懇親会の一貫として、そば打ちとSOBAケータリングをチョイスして頂きました。
そば打ちアクティビティは、こうした大規模の会で、ひじょうに盛り上がるアイテムとして、お喜び頂けると共に、仕切りを当社側でオペレーションさせて頂くという流れもあり、意外と、当日は幹事さまのご負担が軽いというメリットもあります。
まずはご挨拶を、エグゼクティブインストラクターの鈴木が行わせて頂き、講師の紹介とだいたいの流れをレクチャーします。
ワイヤレスマイクは楽常でご用意がありますので、こういった大規模なそば打ち会などは必須アイテムともなります。

会場レイアウトは、コの字セッティングが一番、講師が手を入れやすく、スペース的に余裕があるところでは、こうしたレイアウトで組まさせて頂いております。
そして早速工程に入って行きたいと思います。
まずは水回しという粉に水を入れていく工程です。

これが一番重要なパートであり、蕎麦のコシやのどごしを左右する基礎ともなりますが、一番むずかしいパートにもなります。
そこで、講師がほぼつきっきりで、加水具合を見ていく必要があります。
参加は45名ということもあり、1鉢を1チームとし、だいたい3~4名で組ませて頂きました。
このシェア打ちがかえってチームビルディングにもなりますので、オススメしております方式です。
楽常のそば打ちは、SOBAUCHIというキーワードスタイルで、手技よりも愉しさ優先です。

時折、講師も一緒になって具合を見て行くのも、美味しい蕎麦を仕上げて頂くということと、皆さんで楽しんで頂くそば打ちの融合技です。
この具合が、他のそば打ち教室とは絶対的に違うところです。

そば打ちは、調理ではなく、アクティビティという捉え方ですね。
このスタンスがウケ、社員さま向けや外国人ゲスト向けの案件も多く頂いております。



実はなかなかこうした方式が、そば職人さんには受け入れられないという実情があり、そのスタンスを幹事さまに理解して頂けるが、ご依頼の第一ステップともなっております。
イベント仕切りを任された幹事さまの責任は重大です。



常に、そうした苦労を背負った幹事さまと寄り添って、会を成功させる手段を手を変え品を変えたノウハウをご提供できるよう、我々も努力しておりますので、一度、フロントとご相談頂くと、光が見えて来ると思います。
会の成功は幹事さまの成功でもありますので、どういった会なのか?どういった社員さまの嗜好なのか?など、密なディスカッションをさせて頂きます。



例えば、女性の社員さんが多い場合は、力がなるべく不要なよう、柔らかく仕上がる蕎麦の調合を考えますし、車いすの方や左利きの方もおられるでしょうし、そうしたユニバーサル的な要素も重視しています。
それと、一番重要視しているのが、タイムスケジュールです。
そば打ちを時短モードで仕上げる方法も、多く経験しているので、幹事さまが考えたタイムスケジュールに合わせた会を開くことも可能となります。

おっと!そんなこんなを話していると、いよいよ切りの工程に入ってました。
素晴らしい蕎麦の仕上がりですね~
楽常のそば打ちは、初めてでも切りやすい、4ステップを取り入れております。
1で包丁を斜めにしてガイドと呼ばれるこま板をずらし、2で包丁を上げ、3で麺体の上に置き、4で押し切り という4ステップ。
1、2、3、よーん で蕎麦が切れるという仕組みですね。
おもしろそうでしょ!?

キレイなお蕎麦が出来上がると、いよいよ我々も忙しいパートに入ります。
蕎麦茹では、カセットコンロ、またはIHコンロになりますが、熱源の問題は、その社屋ビルの管理部のコンプライアンスセキュリティの問題ともなりますので、こちらでは選択肢は無いのですが、今回は食堂を利用するということで、カセットコンロを使用できたことがラッキーでした。
IHコンロで、11チームの打った蕎麦を茹でるのは、実質、難しいです。
ただし、そうした場合でも、いくつか方法がありますので、フロントと相談して頂きたいと思います。

今回、打った生蕎麦は、もりそばという辛汁につけて頂く冷やを半分、半分を温かいきのこ豚そばとして、二種類楽しめるようチョイスしました。
実は、ひたすらもりそばで食べて頂くと、単調で飽きるんです。
こうした方法も、数をこなして来た楽常ならではのアイデアです。

いかがでしょう!
自分たちで打った蕎麦を、その場で食べられるというエンターテインメント性が、そば打ちにはあるんですよね~
うどん作りは寝かさないとできませんし、寿司はネタを乗せるだけ、マグロの解体ショーは見てるだけ、陶芸はそもそも食べらませんし、ズバリ体験型イベントとしてはつまんないのではないかと考えております。
あ、餅つきはおもしろそうですね!
そば打ちは、スペース的なモノ、給水排水、熱源の問題など、ハードルはいくつもあるのですが、もし、社の環境があるならば、最高のアクティビティを提供することができると自負しております。


また、蕎麦屋ならではの蕎麦屋メニューの提供ができます。
今回は、天ぷらを現場で揚げ、なるべくできたてを提供することができましたし、鴨肉のローストや、かえしという濃縮しょうゆに漬けたクリームチーズなどもご提供。
最近では、フィンガーフード専門の業社さんも増え、お手軽になったケータリングではありますが、一口で食べられるお気軽さはあるモノの、結局目には鮮やかなんですが、どこまで行っても冷めた前菜郡なので、スペシャル感が薄いんですよね。
やはり、前菜は前菜であり、つまみであり、タパスであり、肴であり、サブなんですよね。
メインの蕎麦があってこその、それを邪魔しないお酒のお供というサイドフードというスタンスで、楽常はこうしたお料理をご用意させて頂いております。


熱源も不要で、お手軽なサイドメニューではあるのですが、熱源を使用するメリットを活かした前菜やお惣菜のご提供が、重要とも思っておりますので、広くご相談頂ければと思っております。
さて、いよいよご歓談タイムです。
今回は飲み放題プランもお付け頂きましたので、時間までたっぷりとお楽しみ頂ければと思っております。

楽しそうですね。
加わりたいキモチでいっぱいではありましたが、ぐるっと回ってお蕎麦の具合や感想などを聞いたりするのですが、「いやー 自分で打った蕎麦はうまい!」という嬉しいお声も頂けて、感無量でした。

こうしたフードを愉しむイベントで、我々楽常が重視してるのが、器の問題があります。
少々コスト的に厳しい状況ではありますが、リサイクルができる紙ベースや木材ベースを使用する活動をしております。
コップに至っても、なるべくおかわりでも同じ紙カップを使用して頂くご協力をお願いしております。
もちろん、赤ワインのあとに白を注ぐのは不憫なので、TPOをわきまえて、地球のために、できうる限りの努力をしていく所存でございます。

そして、恒例ともなりました、アイスの時間でーす。
アイスって、なかなかケータリングで出すことは難しいフードなんです。
溶けてしまいますんで。
でも、アイスを出した時のテンションUPは、何モノにも変えられないので、創意工夫し、夏場でも出せるよう設備を整え、提供できるように努力して行きたいと思っております。
楽常のそば打ちとSOBAケータリングをクライアントさまご協力のもと、ご紹介させて頂きましたが、今回、このような会をセットさせて頂きました、三井化学労働組合の社員さまに、あらためて感謝申し上げたいと思います。
スタッフ一同、ありがとうございました。