楽常に頂けるご依頼で最も集中するのが、やはり年末の年越し蕎麦需要です。
蕎麦というメインフードを主軸に行っていることからも、年越し蕎麦を社内会議室などを使って納会として実施するケースが、年々増加しております。
これは我々楽常にとってもひじょうにありがたいことであり、会社さまの方もかなりのメリットを感じてくれていると、開催後のご挨拶から伺えます。
今回、コラボレートさせて頂いた企業さまは、企業さまをメーケティングという観点から支えるリサーチ企業「JMA社」さま。
渋谷に社を構えるのは、末端ユーザーの声をいろいろなサンプリングから得るのに、最も適した場所であるからでしょう。
この日は12/27日ということもあり、学校も休みに入り、社のビル前の道路もてんこ盛りの人。
行き交う人の波は切れず、搬入搬出にはかなり苦労したのですが、一歩社内に入れば、その微塵も思わせない雑踏感を感じない社風でありました。
それは、リサーチという情報を扱うからこその整然性を重視することから来るのだと思っております。
担当幹事さまのご対応もひじょうに丁寧でかつ親切。
好感度のある会社からのご依頼にひじょうに喜ばしく感じております。
納会ということもあり、今回は一人ひとりの皿提供というわけではなく、大皿にお料理を盛るスタイルをチョイス。
蕎麦屋の基本ベースとなる濃縮しょうゆ「かえし」に漬けた鴨ロースト。
表面をカリっと焼き、その予熱のみで中に火入れする手法から、ジューシーな肉質と良質な脂の旨味が冴える鴨肉をスライスして一口サイズに切り分けてご提供しております。
さらに、今回、オリジナルブレンドチップで燻した燻製タパスをご用意。
さくらで香りを立て、ひのきですっきりとした嫌味の無い香り付け、ぶなで色付けするという絶妙なブレンドチップを、あまり高熱にしない温燻という手法で仕上げております。
熱燻という手法だと鶏肉が固くなりすぎてしまい、チーズは原型を留めなくなってしまいます。
さらに、うずらの玉子は白身が固くなりすぎるので、冬場ならばMAX60度ほどの温燻がベストであります。
そして、メインディッシュとして天ぷらを、海老とかぼちゃ、色が欲しいのでししとうをチョイス。
これを始まる1時間前ほどから揚げ始めて、スタートする頃合いで揚げ終わるというタイムスケジュールで進行します。
緑がキレイでしょ?
これがイカや穴子でも、きれいな盛りにならないので、ちょっとした野菜のチョイス具合で、見栄えという美味しさが変わります。
さて納会が始まれば、テーブルに並べたお料理でお好きなモノをお皿に盛ってもらい、会場にてお酒などを楽しんで頂くわけです。
蕎麦の提供は、順次、その場で茹でて提供します。
渋谷ビルということもあり、カセットガスの使用ができますので、さっと茹でてその場で〆、茹でたてをお召し上がり頂くことができます。
今回、半生鰹節削りのパフォーマンスもオプションとして提供させて頂きました。
この半生鰹節ですが、やはり削り置きというものができず、その場で削ってその場で食べて貰うのがベスト。
一枚口に入れて頂ければ、出汁の基本でもある海の香りが口いっぱいに広がります。
これをサラダにかけ入れたり、チーズと一緒に召し上がって頂くとより一層美味しさが際立つかと思います。
このように会議室があれば、どこでも蕎麦屋をセッティングすることができます。
一杯の出汁たっぷりの茹でたて蕎麦のある納会と、乾きモノでとりあえず終える納会、どちらが心に残る会になるかはおわかりになると思います。
いつも思うことですが、こうしたイベントを主催する企業さまの社員だったら幸せだな~ と客観的に思ったりもします。
福利厚生を重視する社会ではありますが、なかなか実感できないと思われている勤め人が多く居る中で、このような素晴らしい会を開ける企業さまがおられること、しっかりとはたらき方改革が波及されているようにも感じます。
今回は、楽常をご活用頂きまして、ありがとうございました。