楽常のエグゼクティブインストラクターの鈴木が、神奈川県の麺業協同組合という団体に属しているということもあり、月一で開催されている講習会や蕎麦屋訪問会などに参画しております。
こうした団体活動というのも、ひとつ、情報を得ることに繋がったり、人脈構成の面でもメリットがあったりするものです。
とかく団体参画は利益化はしないので、活動の中では面倒な一面もたしかにあるのですが、そうしたメリットも無いわけではないという広い視野で見る必要性があります。
その講習会を今回の新年理事会と絡めて、楽常にお任せ頂くこととなり、普段企業さまに提供している和風フィンガーフードの簡易バージョンを、今回ご用意させて頂きました。
フードが浮いているように見えるでしょうが、これはアクリルより若干透明度が落ちますが、耐燃性や強度と言ったところでメリットが豊富な「ポリカーボネート」という板の上に置いてあります。
身近なところだと、最近の車のヘッドライトレンズカバーがこの材料を使っています。
傷がつきにくい分、透明度が持続することを考えるとアクリルより扱いやすいです。
こうした装飾込みで考えるのが、フィンガーフードの世界であり、ひとつひとつの料理は楊枝を刺して食べやすくしたモノ、つまりピンチョスというスタイルで提供することがほとんどです。
他にも、クラッカーの上に乗せたり、クッキーの上に乗せたり、ポテチと一緒にしたりと、手法としては、立体感を出し、目で愉しむお料理となります。
正直、フィンガーフードは冷めた前菜ですから、「おー!うめー!」とはならないモノが常です。
こうした冷めたフィンガーフードにアクセントを与えるのが、燻製タパスです。
キライな方は匂いがダメなんでしょうが、よくスーパーなんかで見かける燻製モノは、すべて燻製エキスに漬けた、燻製ちっくなモノなんです。
本当に燻製したモノは、まず香りが違います。
自前でカンタンにできる燻製セットなるモノが人気の理由がそこです。
もともとは干物と同じく、燻すことで保存食として活用された手法でありますことから、こうしたケータリングスタイルには、安全性に重きを置くと、燻製料理はまさに理にかなったモノとなります。
しかも、一晩寝かした方が香りが食材に浸透するので、作り置きができると言った面でも、楽常でもどんどん活用して行こうと思っております。
され、そうした料理の解説が終わると、いよいよ今夜のメインでも講習会が始まります。
高橋いづみさまが代表を務める婚活事業「アンバーT&I」社さまは、婚活を単なるパートナー探しの仕事としてだけではなく、人と人との心の繋がりを重視したいわば「愛」をテーマに掲げる事業スタンスで活動しています。
こうした組合などに参加して講習を開いたりすること自体、今回初めてであり、密に我々楽常とも打ち合わせをし、単に女将さん探しとした結婚を考えるだけではない、店舗経営のビジネスパートナーとして捉える考え方や、まず人として人に対してどう接する考え方を持つか、ということにテーマを絞った、二代目、三代目に対するお嫁さん探しに一石を投じる講演でもありました。
正直言いますと、こうした局面におられる未婚のお蕎麦屋さんには、ぜひ聞いて頂きたかったのですが、こうした会合には、なかなか現役世代が参加しない傾向であるため、この会へのセッティングが正しかったのか否かは、今後の課題とはなりました。
しかし、そうした会であっても、高橋代表の雄弁なおもしろエピソードなどを交えた、楽しい講演会に、組合の方もじっと聞いている様子も見受けられ、それなりに婚活の重要性と必要性は、感じ取るきっかけとはなったのでないかと思っております。
するめをしゃぶりながら婚活のお話しを聞く。
おもしろいシチュエーションであります。
高橋代表、この婚活事業をスタートしたきっかけが、芸能活動にありました。
ご自身もシャンソン歌手の道を進みながら、そうした業界に居ることでよりコミュニケーションの大切さを身にしみて理解しているからこそ、そうした人と人との接点を見出す能力に繋がったのではないかと考えております。
そして、その美声を、楽常が用意したしょぼい音響ではありましたが、ぜんぜん気にせず一曲披露して頂きました。
素晴らしい歌声を聴きながら、今回の講習会、無事終了できましたこと、今回コラボレートさせて頂きましたこと、あらためて、アンバーT&I社さまと、神奈川麺業組合の方々に感謝申し上げます。