挽きたての北海道産の蕎麦粉を自分で打ち、新潟蔵元の地酒なんかをぐぐぐ~っと一杯やりながら・・・
夢のよーな土曜日が、渋谷区コミュニティセンターにて開催。
出張そば打ち教室を、神宮前にて行って来ました。
出張酒蔵とそば打ちのコラボレーション
地方活性化の一貫として、その地域で長くから商いをしている酒蔵さんが、東京の地域コミュニティにて、銘酒を振る舞うとゆー、出張酒蔵イベントというモノがあるのをご存知でしょうか?
昨今の日本酒ブームも追い風となり、ほんとーに日本のお酒、日本酒を愉しむとゆー方が多くなっております。
そして、ビールのよーにのどや舌に刺激の多いアルコールと違い、鼻から抜ける香りを愉しむという飲み方の日本酒は、ほんとーに、お蕎麦の香りを愉しむ食べ方とマッチングが最高です。
今回、新潟長岡からお越しの伝統ある、「長谷川酒造」さまと、そば打ちのコラボが実現致しました。
場所は、渋谷区神宮前の渋谷区コミュニティセンター内にて、地域の参加者を募り、20名ほどで行うコトとなりました。
楽常のそば打ちは、いわゆる「修行」とは一線を画する、蕎麦の魅力を笑顔で味わって頂くのが目的です。
そして、10人、20人、多い時で50人ほどのそば打ちにも対応しております。
普段は、社内コミュニケーションや、顧客営業のアイテムとして活用されておりますが、今回は地域コミュニケーション。
なかなか、外部から入って行うコトは難しいというコトもあり、貴重なご依頼となりました。
デモ打ち
まずは、講師である、わたくしのデモ打ちから。
水回し~切りまで、通しでやるのですが、中には何度も経験している方もおられ、復習という観点から、まさに真剣な目で手技のひとつひとつをご閲覧されておりました。
この視線には、いつも慣れるコトはありません。
日々勉強です。
皆さんが、どこに興味を持ち、どー感じ取るか、言葉のひとつひとつを理解しやすいキーワードに変換し、しっかり伝える努力をしなければなりません。
このデモひとつで、蕎麦のし刈りが決まると言っても過言ではないですからね。
一通りデモを見た後は、実践です。
そば打ちレッスンスタート
今回は、しっかりと粉から水回しをレクチャー致します。
うまいうまい!
想像以上にカラダを使ってしっかりと動かされており、まさに、蕎麦の色になっております。
延しに進むと、さすが男性ですね。
力強いし、思い切りがイイので、どんどん伸されて行きます。
切りは、女性が繊細ですね。
細くてキレイな麺になります。
今回は、女性、男性と混合でチームを組んでもらっておりますので、麺が偏るコトはありませんでしたが、やはり、性格が出るのでしょう。
繊細な蕎麦を切る方は、どうしても時間がかかってしまいます。
さ、この時点で1時間30分経過しておりますので、皆さん、スピードアップで行きましょー
皆さんが蕎麦を切り終えたトコロで、そば打ちセットを片付け、次に、今日の目玉とも言える、天ぷらに移ります。
天ぷらの美味しい揚げ方
壇上に上がらせて頂き、各食材の揚げ方をレクチャーしながら、下ごしらえをして行きます。
普段、火を入れるコトがお仕事である主婦の方には、見栄えを良く見せる方法などが、「へぇ~」と感心度合いが高いよーです。
なかなか、最近は油の管理が大変というコトもあり、天ぷらを家で揚げるコトが少なくなってきていますし、天ぷら揚げ教室も、またの機会にぜひ、やってみたく思っています。
さて、天ぷらも実践となり、各テーブルで調理が進みます。
この時は、わたくしも大忙しです。
各テーブルを回り、油の火加減や、各食材の揚げ具合、そして、蕎麦も茹でなければなりません。
1グループ5人ぐらいのチームなのですが、やはり、手際の良い方が一人居るだけでも、けっこー頼りになります。
おおお~ 出来ましたね~
テーブルに付き、蕎麦も上がり、それぞれの乾杯が笑い声になり、大変な有意義な、思い思いの土曜日となったのではないかと思っております。
宴会のはじまり
まだ、仕事が残っているのが、悔やまれますね~
この長谷川酒造さん、今は娘さんがしっかりと蔵を守っているそうで、女性ならではの観点で、蔵元の歴史、お酒の特徴などを皆さまにお伝えする様子は、まさに、酒女(さけじょ)ですね。
背中がカッコイイ!
代々続く蔵元を守りつつ、また、こーした新たなファンを求め、上京しがんばる姿は、我々お蕎麦屋にとっても、見習わなければならない姿勢であります。
蕎麦と酒 を掲げる西鶴間増田屋ですが、今一度、お蕎麦をお酒のマッチングを追求し、より美味しく満足して頂く商いを続けて行かなければと思った、そんな日でもありました。
まさに、お酒とお蕎麦のコラボレーション企画、そんなすばらしーイベントに参加させて頂いたコト、渋谷区神宮前の地域コミュティの皆様、ならびに、表参道新潟アンテナショップ、スタッフ一同に、感謝です。
一人では何もできませんが、こーして皆の協力で、また、ひとつお蕎麦の魅力を伝えるコトができました。
ほんとーにありがとーございました。