秋の新蕎麦。
蕎麦好きにはたまらない旬が味わえる季節到来です。
そんな旬にご依頼を頂きましたのは、マーケティングリサーチ企業のクロス・マーケティング社さま。
あらゆる商材は、どんなにすばらしいモノを作ったとしても、マーケットに即したもので無ければ売ることができないだけではなく、そうしたプロの市場調査を行うことで、企画を形にすることが裏付けによって遂行することができるわけです。
リサーチの重要性は、今後どんどん根付いていくことでしょう。
そうした世の中のマーケットに欠かせないパートを担う企業さまからの、外国人ビジターさま向けのそば打ちが、今回、実現することとなりました。
新宿オペラシティタワーに社を構えることもあり、その会議室スペースにて、そば打ち&ケータリングを行う運びとなりました。
外国人さまと社員さま含む、総勢25名ということもあり、今回は3人1チームという編成で、8セットで行うこととしました。
こうしたチームを組んでいただくことで、自然と同じモノを作り上げて行くというクリエイト性と協調性も兼ねているため、チームアクティビティとしてベストな体験型のケータリングサービスが、楽常が企業さまにオススメする最大の理由であり、これが「そば打ち」ではない、「SOBAUCHI」である所以なのです。
なかなか言葉では伝えるのが難しいことではありますが、要は、技術の向上を目的として楽しむだけではなく、延して畳んで切る。
蕎麦を作って食べて愉しむ。
この体験が思い出になり感動になる。
それが、SOBAUCHIなのではないかと思っております。
もちろん、それは日本人だけのものではなく、見てください、この楽しそうなお顔を。
どの国の方が経験したって、絶対に楽しめる、そんな奥深いものが、こんなにも身近に存在するわけですから、日本の伝統フードはまだまだ可能性を秘めていますね。
今回は玉スタートとして、事前に講師二人が水回しを終えております。
こうした若干間延びしてしまう水回しという作業を割愛しての体験も、また、イニシアチブで行うのも楽常のやり方であります。
スペースに至っても、今回、このように広くキレイなスペースをご用意して頂きましたので、打ち場と厨房と歓談スペースを別々にご用意させて頂くこともできました。
これがキチキチなところだと打って片付けてご提供となるとガッチャガッチャになってしまう時もあるので、ひじょうにスムーズに、今回、お仕事を提供することができました。
茹でに関しては、都心のビルでは当たり前でもある裸火が使えませんので、IHにて行うことになります。
IHは安全でキレイでひじょうに良いのですが、どうしても火力が弱く、安全装置も働くこともあり、やはりガスよりはお蕎麦のご提供はお時間がかかってしまうのです。
そこで、間延びしてしまうということもあり、今後、より日本らしいエンターテイメント性を重視したいと言う方向性を打ち出したいとの想いから、三味線演奏を取り入れてみようという始めての試みを行ってみました。
歌舞伎の伴奏で古くから使われている三味線長唄という演奏技法を、今回、東京大学とICUの合同クラブの学生さんに、演奏を行って頂きました。
我々楽常のモットーに、日本文化の伝承という大きなくくりでの大義があります。
古きを重んじ、回帰の中から新しきへの革新を得る。
かっこつけて言い過ぎですが、伝統文化を最新の設備を使ってユーザーへご提供することで、必ず新しい刺激と感動が、そこに存在すると思っております。
そうしたビジョンに共感する活動を、こうした若い学生さんが行っているわけですから、そこは世代やお国柄を超えて、積極的にご提供をしてみようということなわけです。
演奏も、じっくりとお聴きして頂くパートと、ご歓談のBGMとしてお聴きして頂くパートと構成を考えて頂いて、まさにジャパニーズフードとジャパニーズミュージックとのコラボレーションは、外国の方もお喜びになっておられました。
大成功でした。
また、琴や笛、舞踊や落語など、日本文化とのコラボレーション企画もどんどんチャレンジして行こうかと思っておりますので、こうしたエンターテイメント性を含むご依頼なども広く承って行こうと思っております。
日本を愉しもう!プロジェクト。
ぜひとも、また、楽常にご依頼のご相談などお寄せ頂ければ幸いでございます。