春の三寒四温があり、本日は寒いほうですね。
先日の27℃はうって変わり、朝は15℃スタートでぶるぶるって感じの日曜日でした。
そんな日、本日は埼玉県白岡市にあるどんぐり公園で、マチナカマルシェ白岡2023を開催。
地元のネットワークで主催される、なんともアットホームなお祭りですが、ちょっとした蕎麦屋繋がりで、このイベントに出店を依頼され、二転三転あり、出店の運びとなりました。
そして出店に辺り、メニューを考えたのですが、当初、楽常でも得意とする海鮮を豊富に使った「海鮮ちらし」を入れ込んだのですが、どうやら地元保健所からNGが出ましたので、急遽、火を通すメニューに変更。
楽常のメインテーマは和食の伝承です。
そこで、火をしっかり通して、かつ、経たらないテントイベント向きのメニューを考え、今回は大学芋で行くこととしました。
ケータリングで日頃様々なメニューをこなしているので、もっとガッツリメニューもあったのですが、先週出たビーガングルメのことも頭に残っており、植物性のメニューで行くことにしました。
こうしてあらためて大学芋をみると、うまそーでしょ?
芋本来の持つ甘みを最大限に引き出す揚げ温度に徹底的にこだわり抜き、さらにこのてりを出すのに、神配合を見出しました。
しかも耐久性を重視。
1週間経ってもこのてりは持続します。
さつまいもはスーパーで手に入るモノでも、かなりの品種がありますよね。
品種により揚げ温度と時間も変わる、さらに仕上がりの食感や甘さ、表面のカリカリ具合、冷蔵保管の場合は、冷凍保管の場合、様々なケータリングケースを想定し、試行錯誤しました。
品種においては、紅はるか、紅あずま、紅まさり、この3種、いずれもそれぞれの美味しいことがわかりました。
現代人の食感の傾向からして、紅はるかがベストかなー と結論付けました。
さらに蜜の配合もその品種に合わさないとなりませんので、砂糖の種類もそうですが、油の種類によっても、かなり風味が変わります。
こりゃ、専門店があるぐらい奥深いモノとゆーのもわかりました。
てりを作るのも、このてりを活かすのも、蜜、つまり飴づくりにかかっているんですよね。
揚げ脂の流出を防ぐ上でもこのてりは重要な役割を果たしている優れたてりです。
そこで、ネーミングは「てりいも」としました。
てりーも と呼んでくれれば、それは、もうフランスのしゃれたお菓子のようですね。
このてりいもを普段そば打ちで使っている木鉢にぶっこみ、さらに、屋外イベントということで、急遽、アクリルケースも作って陳列させて頂きました。
うまそー!
さらに、このてりいもにビッタシ!合うスイーツを考え、アイスとくっつけた、「てりいもアイス」をご提供。
屋外イベントにアイスの提供は、なかなかハードルが高いんです。
なぜなら冷凍庫を持って行かないとならないから。
その冷凍庫を動かすためには電力が必要。
電気はイベント会場にあるとは限りませんので、楽常ではポータブルバッテリーを備品として持っていますので、これから電力を引っ張ります。
どんな現場でも電気が使えますので、こうした屋外イベントなら丸一日電力に困らないんです。
予報では風が吹きそうだったので、装飾は簡易的なモノとしました。
もともと公園なので、砂利ということもあり、とにかく砂埃が凄かったですね。
てりいもを置いておくアクリルケースは必須でした。
とにかく楽しそうですね。
他のブースもおもしろいもんが結構あって、キッチンカーなどもぎゅーぎゅーに並んでおりました。
楽常もキッチンカーでも作ろうかな~とは画策はしております。
もともと、こうした製作系ものづくりは得意とするところなので、一台作って、出張現場で蕎麦茹でぐらいはできるようにしておきたいなー とは思ってんですよね。
そのうち、先立つモノを用意して取り掛かろうかと思っていますので、また、このブログにでもご報告させて頂きます。
天気も良くなって、午後からの風もほとんどなく、滞りなくイベント終了となりました。
しかし、白岡市の街の雰囲気とゆーか、治安の良さげなほんわかイメージは、キッズたちの多さも目立って、ハッキリと脳みそに刻まれました。
こういう街で暮らし育ってほしいと思いますよね。
都内の公共機関がびっちり整った便利な街もイイとは思いますが、空が広い、自然と街の融合したまちづくりが施されている新興住宅地の良さを120%感じることのできた良いイベントでした。
今回、ひょんなことで知り合いから出店を打診されたのがきっかけでしたが、こうしたイベントとの出会いもほんとにイイもんです。
もし、楽常にイベント出店して貰いたい!こんな和食を提供してもらいたい!などなど、そんなご要望などもあれば、ぜひ楽常フロントまでご一報頂ければと存じます。