まだまだ雪が消えない寒い寒い東京ではありますが、今回は製薬企業さまの、チームアクティビティとしての一貫として、ビジターさまを招待してのSOBAUCHIをやらせて頂きました。
今回は海外グローバル企業さま主催ということもあり、外国人の方も多く参加ということで、『おもてなし』として恥じぬよう、SOBAの魅力を存分にお伝えできるよう、演出にも凝ってみました。
海外の方に伝えたい日本の食文化
早咲きの桜も出回っており、そろそろ寒いのも飽き加減なタイミングだとは思いますが、今回の出張そば打ちは、青山のレンタルキッチン『ノートルスタジオ』をお借りし、そば打ち&ケータリング&お酒のご提供となりました。
そして、今回のビジターさまは、外国の方ということで、少々、日本らしさを醸し出す演出を施して、気分を少しでも盛り上げられればと飾り付けもさせて頂きました。
日本らしさの演出
早咲きの桜や竹、提灯や灯籠などと共に、日本ならではの雰囲気を味わって頂きたく、ご用意させて頂きました。
もちろん、我らがインストラクターの鈴木が、まずは通訳を介しての流れの説明を行います。
かなり、専門的な言葉も飛び交う中、しっかりと訳して頂ける安心感と言ったらありません。
どうしても、やっぱり、英語が苦手なもので・・・w
そば打ちスタート
さて、早速そば打ちに入ります。
まずは水回しですね。
多くの日本企業さまも手がけましたが、やはり、グローバル企業さまは独特の雰囲気を醸し出しております。
フレンドリーであり、本当にチームワークがしっかりされていると感じることができます。
練りの工程になると、力の居る工程を男性が助けてるシーンが随所に見られるのも、チームワークがしっかりとなされているなーという印象です。
今回は、普段より少々少なめの350gの粉にしましたので、手の大きい男性だとすっぽり収まってしまいますね。
いやー楽しそうで、こちらも嬉しくなります。
皆さん手つきをすぐにマスターし、しっかり延されていくのがわかります。
本来、パンなどの練りは、元々ノートルスタジオに用意された人工大理石の天板で最適なのですが、やはり蕎麦は、木の麺台がしっくり行きますね。
どうしても、生地を回すこともあれば、パンと違いかなり薄く延すことが要求されるゆえに、木の材質表面じゃないとなかなかいい仕上がりにはならないかも知れません。
そして、そば打ちの醍醐味、切りですが、やはりここは見せ場です。
しっかりとデモンストレーションを行い、もちろん刃物でもありますし、しっかり訳して頂いて注意事項などレクチャーさせて頂きました。
とは言え、それぞれ思い思いの切り方ではありますが、細く、次はもっと細く、次はもっともっと細くと、成果を楽しむ場面も見られ、とても、活気のある切りの工程でした。
また、ノートルスタジオさまに良いところは、床に関しても、たとえそば粉をこぼしてしまったとしても、店舗やオフィスに多い目立つ濃い色ではないため、この辺りもひじょうによく考えられているなーと感心致しました。
『ウドン!ウドン!』と明るい声も飛び交いながら、思い思いの切りを楽しめているようです。
切りも終わりも迎える頃には、いい感じに小汗をかき、皆さま、のども渇いてきた頃合いでしょう。
生舟の中を見れば、いやいや、すばらしい出来映えではありませんか!
あとでいい頃合いでお出ししましょう。
さて、一通り生そばが仕上がったら、一時、お客様にはカフェスペースに移動しビールでノドを麗して頂きながら、しばしお待ち頂きます。
我々はバタバタと道具を片付け、ケータリングの準備へと取り掛かります。
おもてなしの心でケータリング
そば打ちレッスンまでは、他にも多く見かけるごくごく普通のサービス事業ではありますが、ここからが楽常ならではの持ち味となります。
そば打ち後のケータリング、及びベストなお酒のご提供、そして、そのお料理を最大限に美味しくする演出、どんな人数であっても、ベストなタイミングでご提供できる、場の空気を壊さないおもてなしが出来るケータリングサービスは、楽常以外、皆無かと思います。
前菜であるおつまみ三種盛りは、蕎麦屋ならではの味と食感の妙の味わえる、スピード料理の定番アイテムですね。
前回のお蕎麦とお酒の祭典『大江戸和宴』でも大好評だった、蕎麦屋の盛り汁の元となる煮詰めた醤油『かえし』に漬け込んだクリームチーズは、今回も好評でした。
しかし、後から思ったのですが、この『かえし』をどう?通訳したのか? 聞いておけばよかったー w
また、インストラクターの鈴木は、お燗名人の称号からもわかるとおりプライベートでも地方の酒蔵を回るほどの大の日本酒好きでもあり、真からオススメしたい今日のこの場の雰囲気を想定した銘柄を取り揃えて来ました。
日本酒のチョイス
単にお蕎麦に合うお酒。
ということだけではなく、濃い料理が多いな・・・ならばあれを・・・外国の方であれば少し辛めでスッキリとしたものを・・・鴨汁ならば・・・天ぷらならば・・・と日本酒のチョイスはそれほどカンタンではないことを、いつも実感させられます。
ビジターさまが和気あいあいとやっている間、我々の料理の準備も進みます。
今回はクライアントさまたっての希望でもあります、鴨汁でお蕎麦をたぐって頂くこととなりました。
鴨であっても風味と奥深さを出すため、一度フライパンで炙ったものをじっくりと漬け込んだ汁に漬け込む、炙り鴨汁をケータリングでも提供するこだわりです。
一品ずつ揚がった順に天ぷらを提供するのですが、ちょっとビルトインタイプのIHコンロは、火力が弱く、イマイチの揚がり具合でありました。
後からスペース管理者さまに聞けば、カセットコンロなどの直火タイプや、専用IHコンロもあったそうで、事前にもうちょっと調べておけば良かったと反省しております。
次回は、しっかりと火力のある火元を用意し、今回以上にもっともっとカラっとした天ぷらを召し上がって頂きたく思っています。
そして、蕎麦が上がる合間に、かつおぶしの削りパフォーマンスを行います。
日本のUMAMIの伝道師
シャコーシャコー と削る様子を興味津々でご覧頂きながら、半生タイプの削り節がどんどん出来て行く様子は、まさにエンターテイメント性を感じます。
いわば、この鰹節などに代表される、旨味というモノを海外の方にもしっかりと伝えることができる、とてもいい機会になったのは、まさにご縁に感謝でございます。
薄く削られた鰹節を頬張る様子を見れば、ほんのりと香る海の幸であることが伝わったと思っています。
中には『おかわり!』と嬉しい声を聞け、お客様自ら削ってみるというかつおぶし削り体験なども見られる一コマもありました。
そうこうしている中、いよいよそれぞれのテーブルで打ったお蕎麦のご提供であり、最大のクライマックスですね。
まずは、テーブルナンバー1のお蕎麦から、楽常の特徴でもある、板盛りにてご提供です。
どんな名店よりも美味いお蕎麦
一人一人、せいろに盛った蕎麦もいいですが、やはり、こうしたまとまった人数でかつ、フレンドリーな仲間が集まっての宴会スタイルの場合は、こうした板盛りで、みんなでつつくのが盛り上がります。
自分たちが打ったお蕎麦を、楽常自慢の炙り鴨汁でたぐって頂く。
まさに、特別な夜の演出に他ありません。
いやー美味しかった! 楽しい演出をありがとうございました!
と嬉しいお言葉を頂き、我々楽常スタッフ一同、感無量でございます。
今回利用して頂きましたクライアントさま、また、こうしたステキなスペースを提供した頂きましたB-lead社さまに感謝申し上げます。
こうした社内コミュニケーションツールの一貫として、クライアント様向けの接待ツールとして、そば打ちならぬ、楽常のSOBAUCHIを大いに活用して頂ければ幸いでございます。
また、楽常はそうしたSOBAUCHIイベントを大いに盛り上げるアイテムをご用意することを得意としております。
催しの演出などは、より楽しんで頂くのもモットーとしておりますので、企画の段階からご相談頂ければ、よりベストなケータリングなど、ご担当者さまと共に検討したいと考えております。
お気軽にご一報頂ければと思います。