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SOBAUCHI楽常が独自に調査した『そば打ち体験』と『そば打ち教室に対するイメージ』など
グラフを使ってわかりやすくレポートし、そば打ちのイメージを解明、解説致します。
まず気になるのは、そもそもそば打ち教室という名称からも伺える、レッスン・アカデミー等の『習い事』に関するデータであろう。もちろん、子供(幼少~学生)の頃には、親に薦められるがまま習い事をしていたという経験が、誰しもあるのではないだろうか?
しかし、これと比較対象されるのは、社会人になり、レッスン料も自分で払わなくてはならなくなった、自分の意思で自分の糧にするというスタンスである、習い事の数々が、この場合、重要視される。
こんなデータがある。
テーマ:社会人の習い事に関する調査
地域:全国
年齢:20~60代
性別:男性・女性
人数:2211人
この調査結果から、大人になってから約半数の人が、習い事を経験したことがあるということがわかるが、それだけ、レッスンやアカデミーなどに参加し、なにかを会得するという行為に興味があるということになるだろう。
しかし、ここで軽視すべきではないのが、習い事を経験したことがない人のデータである。これだけ、料理教室や語学レッスンなどが増え続けている背景の中、半数も経験がない人がいるわけですから、まだまだ○○教室は、スタンダードになっていない証拠でもあります。
テーマ:習い事を経験していない理由の調査
対象:上記メイン調査で経験したことがない人
年齢:20~60代
性別:男性・女性
人数:1195人(54.0%内訳)
習い事を経験していない人を対象に、その理由を聞くと、そもそも興味がないという人が半数を超える。そして、2位の理由が、やはりお金の問題。予想通りと言えば予想通りの結果であろう。
とは言え、半数の人がなにか一念発起し、教室やレッスンなどに通っている・通った経験があるということは、なにかきっかけがあったはずです。
その理由を紐解けば、そば打ち教室人口もUPするはずである。
テーマ:習い事を見つけたきっかけ調査
対象:上記メイン調査で経験したことがある人
年齢:20~60代
性別:男性・女性
人数:1003人
このことから、やはり知人のお誘いが多いということがわかる。つまり、一人では不安で、情報を共有したいという日本人特有の気質が反映している。ただ、驚くのは、まだまだ紙の媒体が強い!ということ。新聞やチラシ、DMなどを合わせれば紹介と同じ41.3%がアナログ媒体を重視しているとわかる。知人の紹介という行為もアナログネットワークであることから見れば、まだまだ、アナログ手段が、信用に値するということである。
これらデータからわかることは、習い事という一種独特な要素には、やはり日本人の島国特有の気質が多く起因していることが大きい。
勉強熱心な国民性だが、誰かが通っていると安心し、それ自体が信頼に値する辺りは、逆に言えば本質を欠いている部分であるとも言える。本当に自分にあった勉強や趣味としての気分転換などに繋がっているかが気になるところでもあるが、さらに絞り込み調査を行ったデータがあるので、見て欲しい。
テーマ:習い事をしてみた感想の調査
対象:上記メイン調査で習い事を続けたことがある人
年齢:20~60代
性別:男性・女性
人数:558人
習い事をしたことがある、続けた経験があるという人を対象にした絞り込み調査の結果だが、しっかりと、気分転換ができたと回答する人が、半数いたことがわかる。これは、教室を開いている経営者側にとっても、嬉しい結果である。まさに、気分転換程度の軽いキモチで教室に通ってくれているというのは、楽常の目指す習い事のスタンスと合致するというものだ。
関東の一都三県のほぼ、都心に通勤しているであろう人を対象にした、インターネット調査の結果だが、そば打ち教室をやっている楽常としても、驚愕の事実でありました。なんと、8割もの人が、まだ一度もそば打ちを経験したことがないとの結果になってしまった。
この結果から推測するに、やはり、日本ならではの食とはいうものの、蕎麦は蕎麦屋で食べるものであり、あくまで外食であり家庭食ではないという、今の日本の食文化を反映している。
テーマ:社会人のそば打ち体験に関する調査
地域:東京・神奈川・埼玉・千葉
年齢:25~65歳
性別:男性360人・女性360人
人数:計720人
業界として驚きの結果となったのではないだろうか。
しかし、前述の習い事レポートにもあったように、習い事未経験者が半数を占めていたことを考えれば、客観的に見れば納得の結果であろう。
この結果を良く取れば、まだまだそば打ちをすることに楽しさを見出して貰っていない消費者が8割も居るということにもなり、可能性を秘めるそば打ちと蕎麦業界と捉えることもできるのは、楽観視し過ぎであろうか。
しかしながら、そば打ち経験がある16.8%の人にも興味があるのではないだろうか。
では、そんな少ない中でもそば打ち経験がある人の中で、いつ、どんな時に、どんなタイミングで、どのようにそば打ちを行っているものかどうかが気になるところだ。
また、男女比でも、かなり、男と女のネットワークの違いも垣間見える結果となった調査結果になっている。
テーマ:そば打ち経験シチュエーションに関する調査
地域:東京・神奈川・埼玉・千葉
年齢:25~65歳
性別:男性・女性
人数:経験者121人
男性、女性の社会のネットワークの特徴がハッキリ出ているのがわかる。
男性は、道具がしっかり揃っている、人と張り得る場、披露する場のある、いわゆる教室に通っているのが伺えるのに対し、女性のそれは、自宅の家庭料理として、会社や組織よりもぐっとミニマムなネットワークでもある町内会などのお付き合いによる経験があるのがわかる。
過去に記事にもしたが、『なぜ中高年男性はそば打ちにハマるのか!?』ということをテーマにした科学番組『所さんの目がテン!』を砕いて解説した。
この記事からもわかるように、男性はなにか目的を定め、その達成に向けて精進することを欲している。
そうした社会の場がなくなった定年後などに、そば打ち教室にこぞって通うようになるというのは、このデータとも、ひじょうにリンクしているところであろう。
レビューや口コミサイトなどが注目を浴び、人は人の意見を参考にして、物事を決めるということに重きを置いていることは、誰しもが感ずるところであろう。
我々そば打ち教室を運営する経営者側からすれば、ひじょうに気にるファクターであり、単にどんな感想をお持ちなのか気になるところである。
テーマ:そば打ちをやった意見に関する調査
地域:東京・神奈川・埼玉・千葉
年齢:25~65歳
性別:男性・女性
人数:経験者121人
正直、個別のレビューとして上がったレポートではないので、一概に言えないところはある。しかも、必然的に8割近い未経験者を引いて残った中の120人足らずのデータであることは、統計学上少なすぎる数ではあるが、少なくとも、そば打ち経験者の生の声であることに変わりはない。
それを踏まえて、とても喜ばしい結果となったこと、楽しかった・またやりたい・挑戦したいなど、好印象を持っている方が大半に昇る。
これはまさに、楽常のそば打ちのモットー、そのものである。
もちろん、これまでお金を払って作られた料理を、今度は自分で作ろう!というわけだから、難しさを乗り越えてやらなければならないことは多々ある中、そのひとつひとつの工程を踏まえ、楽しかったと言って貰えるわけだから、大くくりに料理教室と言うならば、作って食べるという人間の本質そのものがクローズアップされていること、他ならないのではないかと思われます。
最後になるが、もっとも大切なデータでもある、そば打ち未経験者のそば打ちに対するイメージである。
アンケートデータ上もっとも多い599人を対象としているが、それぞれの意見を選択方式として、どの意見が一番近いかというリサーチ方法だ。
男性が青、女性がピンクで、男女比もわかるようになっているが、その意見の数値に大きな差はなく、一緒くたと考えて正しいと思う。
このデータから、ぜひやってみたいという好印象をそば打ちに持っている人が110人、誘われればやりたいと思っている人が149人と、大半を占める中、無視できないのが、やはり、特に興味がないと回答した人だ。
習い事のリサーチでもわかるように、興味がない人は、半数以上を占めるのは、ごく当たり前のことだと思ってはいけないことだと思っています。
日本の食文化の欧米化もさることながら、蕎麦の持つ魅力を伝えきれていないということは、蕎麦業界が長く惰性でやってきたことへの怠慢を意味するところなのではないかと、楽常は重く捉えています。
蕎麦屋さんの蕎麦は、おそらく何も変わってはいないと思います。ただ、世間の蕎麦に対するイメージが時代と共に変わって来たものなのかも知れません。
変わらぬものを変わらずにご提供するということの大切さは誰よりもわかってはいるが、それでも、時代は流れるわけであり、人は進化をとげています。
その時代の人に合わせ、食を進化させるべく、サービスをGOOD!BEST!に持って行こうと努力することが大切なんだと、今回のリサーチでわかりました。
そば打ちとは、こうやるものだ!と誰が決めたのでしょう。
そんな技法やテクニックは、さして重要なことではありません。皆さんが、楽常でそば打ちをやって頂いた時に、そば打ちをどう感じて頂けるか?
それが一番大切なことであり、いつも楽常は、人としての楽しさと、人としての美味しさを引き出せすことのお手伝いが出来ればと思って活動しております。
主役はあなたです。
そんなことを言って頂けるよう、新たなアイデアを形にして行くのが、これからのそば打ち・・・いえ、SOBAUCHIなのではないかと思っております。
以上、楽常が導き出した、そば打ちに関するレポートとさせて頂きます。