楽常の美酒佳肴
楽常はそば打ちアクティビティとSOBAケータリングという二大柱の他に、揚げたての天ぷらケータリングとパーティーや会合などに適したお酒にドンピシャの蕎麦屋の肴をご提供することができます。
楽常スタッフがオススメする美酒と名した日本酒のチョイス、また、その美酒にぴったりのお酒のつまみのセレクトを不定期でご紹介して行くシリーズ、「楽常の美酒佳肴」。
きっと貴方の心の一杯、カラダの一品となることでしょう。
うまいお酒にまた出会ってしまった。
なんというか、美味しいお酒との出会いってのは、人と人との出会いに似たモノがあり、自分に合った口当たり、香り、そして後味、どれをとっても相性バツグンというのには、なかなかお目にかかれるモノではありません。
今回出会ったこの栄光富士の大吟醸、熟成ひやおろしがこんなにも美味しいモノかと驚愕しました。
そして、絶対一杯目に嗜んで頂きたいお酒だ。
一言で言えば、繊細。
もう一言言い足せば、上品。
まさにどこぞの国の、品のある王子様という感じ。
トクトクトクと注げば、すこーしだけ金色色に染まる白ワインを思わせる風格。
そして、一口ほうばると、ふわっと広がる米の甘みと熟成され洗練された酸味。
その酸味も、強いお酒を飲んだあとでは到底味わえない繊細なモノで、後にくるスッキリとした苦味が打ち消してくれる。
まさに後味スッキリの日本酒の旨味が一杯で全て味わえる、オールラウンダーでもある。
こいつは、まさしくイチローだ。
野手として繊細な守りと、その準備を怠らないトレーニング、そして、ここぞという攻めの守り。
安打を量産する卓越した頭脳プレイを裏付ける論理、そして合わせ持つ、スター性と野球人としての風格。
プレイが美しい、そして旨い。
もちろん、このひやおろしは、グラスと一緒にキンと冷やして、頂きたい、いや、冷やして飲むべきお酒だ。
すると、最初の一杯と後半の少し熱を帯びた常温に近い温度帯で、味わいが変化するのが伺える。
この温度による味の変化は、他のお酒では味わえない日本酒独特の領域。
常温では常温のままだが、冷やしてじっくり飲めば、両方楽しめるのも味わいのひとつではないだろうか。
今回、このお酒にドンピシャな肴をチョイスするならば、
ふろふきかぶ。
このお酒にぴったりの おつまみ チョイス
ふろふき大根ってのは聞いたことがあると思うが、これを水分たっぷりのかぶで、もっと上品にあしらってみてはいかがでしょうか。
かぶと白出汁の繊細な京な味付けが、このお酒にぴったりだ。
できたら、こんぶ出汁の旨味を堪能しながら、白味噌のちょっとしたアクセントを楽しみながらなんて、おつではないだろうか。
まさに、一口食べては、こくり。
一口食べてはこくり。
と、ちょっと上品な大人の夜の極みが味わえるコラボレーションだと思う。