車椅子でもできる!バリヤレスそば打ち体験会開催

バリアレス・・・最近よく耳にする言葉だと思います。
ハンディキャップをモノともしないアクティブな彼らを見たら、どこにバリアーが存在するの!?とまで思ってしまうほど、様々なスポーツやアクティビティに挑戦しています。
そんな彼らに、前回、いろいろと対策点を指摘して頂いた、リベンジ第二弾!とでの言いましょうか・・・車イスそば打ち会を開催しました。
車いすでそば打ちを満喫
へっくしょーい!
杉が終わったとたん檜に反応している鼻があります春風の中、本日は、そば打ちショップ西鶴間増田屋にて、車いすそば打ちの第二回を開催です。
平日開催というのに、東京や千葉からお集まり頂きました。
前回、いろいろとご指摘を頂いた、高さ調整の点を根本から見直しました。
木鉢を尺五に変更し、より高さが出ないように木鉢台を特注し、さらに、車いすセット台を前回より少々低くし、テーブル高さと膝高さの調整をしました。
前回も体験した頂いた方からは、「いや~ かなりやりやすくなったよ~」とのご意見も頂戴でき、改良点は上々のモノとなったのは嬉しいことであります。
こうした一回一回のそば打ち会から頂くちょっとしたご意見は、ひじょうに貴重な、楽常のそば打ちの糧となるものです。
今回は笑顔がステキな二人の女性ゲストさんもご参加頂いたので、男性との力の入り加減もやはり少々違うということもわかりました。
現場では気づかなかったのですが、画像を見直しててひらめいた点もあるので、次回のそば打ちに活かしてみたいと思っています。
さらに今回は地元タウン誌の取材もあり、こうした日本文化の推進普及と、バリヤレスなそば打ちを広くお伝えできることも、また大切な要素かと思い、皆様にも撮影にご協力頂きました。
とは言え、やはり一番の苦戦ポイントは、この練りですね。
どうしても高さが稼げないということもあり、支点が合わないというところから力を入れにくい工程となってしまいます。
ただ、こうした工程を講師がサポートして一緒に作り上げて行くというのも、また、バリヤレスの重要な要素でもあり、ツライ工程だからやってあげるのではなく、そば生地の加減を見ながら醍醐味をしっかりと堪能して頂きながらサポートする体制が大切と考えます。
これは、蕎麦屋が売る蕎麦を仕上げるのとは、また違う技術であり、楽しみ方であります。
そば打ちを伝授する技術というのは、そば打ちを一苦労して仕上げて頂くという、他のパラリンスポーツやアクティビティと同様、サポートはサポートなりの楽しみ方があるというのを、この車いすゲストの方々から教わりました。
と、御託を並べている間にも、いい仕上がりになっていますね。
そして、延しに入りましょう。
しっかり肩幅で綿棒を使えており、さすがに皆さんスポーツマン、スポーツウーマンですね、どんどん進みます。
いよいよ本延しに入りますが、やはり綿棒は2本を使い、手前に引いて15cmぐらいを重点的に行なった方がうまく行くようです。
ハンディキャップに関してもいろいろ度合いが違うというところもありますし、力の入れ方なども十人十色でもありますから、TPOに合わせサポートを変える必要性もあります。
そして工程は、最後の切りとなります。
一人一人切り方をレクチャーします。
切ります。
切ります。
どんどん切ります。
どうですか!この仕上がり!
まさに「自分SOBA」ですね。
追加料金とはなってしまいますが、天ぷら盛り合わせなども添えて、しばし蕎麦屋をご堪能頂きます。
「え~ 自分で打ったこのお蕎麦を食べれるの!?」と驚き頂いた場面もあり、そうしたお言葉を頂くと、また、我々楽常スタッフも基本に戻れるような気がします。
自分で作ったものをその場で食し、堪能できる喜びは、そば打ちならでは。
この驚きとエンターテイメントを、改めてしっかりとお伝えして行こうと手綱を締めることの出来た会となったこと嬉しく思っています。
散々サポートのお礼を言われるのですが、とんでもないことで、こちらがいつも楽しみを与えて頂いているようなものです。
今後も、広くそば打ちの魅力が伝えることができるよう、あっと驚くイベントやスペースにお邪魔してSOBAUCHIをingして行きたいと思っております。
皆様、本日はありがとうございました。
今回のそば打ちプラン
[wp-svg-icons icon=”checkmark-circle” wrap=”i”] 店卓そば打ち
[wp-svg-icons icon=”users” wrap=”i”] 車いすゲスト4名 + キッズ1名
[wp-svg-icons icon=”location” wrap=”i”] 西鶴間増田屋
[wp-svg-icons icon=”history” wrap=”i”] 1.5時間 + お食事1.5時間