本日の定期レッスンは、桜切り。
昨日の雪とはうって変わり、おてんとさまも出てカラダを朗らかにしてくれるような春の気候となった本日のレッスンは、4名での店卓そば打ちレッスン。
予定では春のお酒を絡めてのレッスンにする予定でしたが、平日の休み明けということもあり募集人数が集まりませんでしたので、通常レッスンとしました。
気になってご連絡をくれた生徒さんも多々おられましたが、日を改めて開催したいと思っています。
しかし、春を楽しむということに待ったなしの、桜切りに挑戦して頂こうと思っております。
春の桃色そば
今回、桜切りは初めてという生徒さんばかりなので、更科を配合したそば粉と、桜の風味と食紅をオリジナルブレンドした水を使って仕上げる、比較的初心者にも打ちやすい桜切りそばと致しました。
葉のみじん切りは繋がりにくいのであえて入れておりません。
しっかりと失敗しないお蕎麦に仕上げさせてあげたいというところも重視致しました。
一度目の水で、すでにもうほんのりピンク色に染まっているのがわかるでしょうか。
鉢が赤いので錯覚で白く見えてしまいますが、通常そばと比べると確実に染まっています。
水は、通常時より、やはり少々多め。
手触りを確かめながら、今回は慎重に水回しを進めて行きます。
お食事との絡みでそば粉量を最終的に決めるのですが、300~400gほどが一番打ちやすいのではないかと思われます。
となると、水は約180~200ccとなりますが、だいたい3~4回に分けて加水し、調整して行く方法を取ります。
特に今回の桜切りに関しては、慎重に回して行きたいですね。
水回しから練りに入り、いよいよ延しとなります。
まずは、手のひらだけで丸く丸く平たくして行きます。
常連さんはさすがの手付きです。
猫ちゃんの手がしっかりなされていますね。
あまりカラダから離れたところで麺棒を使うと体重をかけることができなくなります。
そこで2本の麺棒を使い、手前に生地を巻いておくわけです。
生地の乾き防止にもなりますので、1本派の方、一度お試しください。
こちらは、地元にお住まいの生徒さんですが、基本をしっかりとマスターして行く姿勢があり、ほんとうに上達が早く、すばらしい手付きになって来ています。
とにかくそば打ちが楽しい!と言ってくれていることからも、まさにことわざ通り、好きこそモノの上手なれ、そのものである。
さて、いよいよ切りですね。
まずはまな板に打ち粉を振ります。
お菓子のグラニュー糖を振る要領ですね。
男性の生徒さんだと、なかなかお菓子作りをやったことがないので、なかなか初めてでうまくできる方が居ないのですが、女性はさすがうまいもんです。
切りに関しても、手付きもしっかりと基本に忠実で、安定して見ていられますね。
すばらしー出来具合です。
↑こちらが普通そばです。
↑こちらが桜切り。
やはり、ほんのり色がついていて、かわいい蕎麦ですね。
仕上がりは皆さん素晴らしく、まるで常連さんのようです。
「次回も参加したい」との要望を頂き、まことに嬉しい限りでございます。
仕上げは桜の花の塩漬けを添えて、出来上がりです。
春の桜切りそば打ちレッスン。
まことに美味しそうであり、季節折々のそば打ちレッスンもいいものですね。
今回も皆さま、ありがとうございました。
今回のそば打ちプラン
[wp-svg-icons icon=”checkmark-circle” wrap=”i”] 店卓そば打ち
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[wp-svg-icons icon=”location” wrap=”i”] 西鶴間増田屋
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